音はさまざまな周波数の集合

まず「音」のことを知りましょう

成功のカギは「音」を知っているかどうかです。なにも音は「騒音」のようにいやなものばかりではありません。「歌」「音楽」は私たちの勇気や活力、時には慰みや安らぎを与えてくれます。その違いは何か。音量もありますが、実は周波数、そして周波数の組合せです。「騒音」も「音楽」も科学的には同じ。「周波数(音階)」と「音量」でできています。

さぁ、音を調べに出かけましょう

では、外に出かけて実際の音はどのような周波数の集まりでできているのかを簡単に調べてみましょう。町は音であふれています。

バイクの音

川の鉄橋を通過する貨物列車の音

首都高速から5m

踏切

救急車

室内での電車の音(線路から10m 窓は閉めている)

周波数分析をしない防音工事はあり得ません

沢山の周波数(音階)の集まりであり、周波数毎に音量の大きさが違うこと、パターンが違う事をご覧いただきました。一概に防音窓、内窓と言ってもどの音に合わせるかで実は使う内窓は変わります。電車には電車に合った内窓。飛行機には飛行機の音に合った内窓があります。それは、ガラスには得意な音、苦手な音があり、この特性は、同じ種類のガラスであってもその厚みがちがうだけで防音特性は変わります。つまり、問題の音・落とすべき周波数とガラスの音特性を合わせないと効果ができません。

音はお部屋の影響を受けます

音は必ず空間=お部屋の影響を受けます。それは建物構造とお部屋のインテリアなどによっても変わります。もしお客様のお部屋が○○Hzという周波数をよく響かせるようであるならば、○○Hz周波数をできるだけお部屋の中に入れないように内窓を選択する。○○Hzを響かせないように、お部屋を調整する。はたまたその両方を使って、響かせない、目だないようにすることも大切な要素です。

暮らしに必要な防音とは何か

音がしているのに気にならない音。その逆に小さいのに目立つ音もあります。この2つの違いは何か。これさえわかれば、音を耳にしても不愉快・騒音になることはないはずです。どんな音が人を苛立たせるのか。不愉快にさせるのか。これらは音から受け取る印象の問題だと考え、私は、音楽にその答えを求め、音量ゼロを目指すのではなく、音を小さくしつつ、目立たない音に変える独自の防音工法を、音楽家・音響技術者ともに編み出しました。録音スタジオならば、完全な音遮断の防音が必要でしょうが、家庭の防音は、気にならなければい程度に止めておく防音のほうが都合がいいことがあります。それは、耳に緊張=ストレスを与えないことです。音量ゼロは不自然であり、音がない為、かすかな音でも感じとろうと耳に過大なストレスを与えます。